『そのペットフードが病気の原因かもしれない』
2008/4/11 金曜日
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フードの本に「ドライフード派」「手作り派」「国産フード派」「海外フード派」と、いろいろ方向性があるとすれば、この本はまきれもなく「サプリメント派」。中国人で、「解毒」の本を出している医学博士の監修による。「フードにも色々あるけれど、サプリメントを上げることでバランスを整えましょう」というのが骨子の主張。手作り食だとバランスが崩れることがある、という記述もあって、まあちょっとそのあたりは疑問だなあとは思うけど、ペットフードの危険性にいての認識には共感する。(手作り食でバランスが崩れるリスクより、ペットフードで体内に有害物が蓄積するリスクの方が大きいし、回避もしやすいはず)
粗悪な材料を使ったペットフードではなく、良質な材料を使ったペットフードを選びましょう、というのは当然として、ある程度「見分け方」を書いてあるのは賛成できる点ではある。ただちょっと「怖いぞ怖いぞ」と脅かし過ぎにも思える。ドッグフードについては、実際メーカーとして活動していろいろなことを見聞きすればするほど、「こりゃやばいよな」と思えるだけど、手作り食まで「ビタミン・ミネラルなどの微量栄養素をすべて理想通りに取得させるのは難しい」と言ってしまうと、「それ故にサプリメントを与えましょう」という結論ありきに見えてきてしまう。(人間の食事で「微量栄養素が理想通りじゃない!大変だ!サプリメント飲もう」なんてこたあ普通ないわけで、ある程度いろいろなものを食べていればそれなりにバランスが取れるはず)
とはいっても、「良質なフードの見分け方チェックリスト」(p121)はなかなかまとまっていてよいものではないかと思います。全部が全部賛成ではないけど、前半はわりと賛同できる点かも。
- 良質な食肉を使用していること。「××ミール」「××副産物」は疑問。
- 大豆やトウモロコシ、小麦を使用していないか、使用していても「全粒××」「ひき割り××」のもの。「××グルテン」「××ミール」は疑問。
- ミネラルはキレート化されているか、「たんぱく質化合ミネラル」になっている。
- BHA、BHT、エトキシキン、プロピレングリコールなどの化学物質を使っていない。
- 鶏脂、牛脂などの獣脂(動物性脂肪)を使用せず、できるだけ植物性脂肪を使っている。
- 塩分(塩、ナトリウム等表記)や甘味料(ビートパルプ、蔗糖、コーンスターチ等)を使っていない。
- セルロース、植物繊維の表記がない。
- 等々
あとは、サプリメントの効用についてはさすがに詳しいので、そのあたりは参考になるかも。という感じの一冊です。
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